ミゲル・アンヘル・ソラ / アブラハム

アンヘラ・モリーナ / マリア

マドリード高等演劇学校で演劇とダンスを学ぶ。1975年、映画デビュー作であるエウヘニオ・マルティン監督の『No quiero perder la honra』で好評を博し、ルイス・ブニュエル監督の遺作『欲望のあいまいな対象』(77)に出演、共演のキャロル・ブーケとともに世界的にその名を知られるようになる。1986年には、リナ・ウェルトミューラー監督の『殺意の絆』(85/未)に主演し、イタリアのアカデミー賞に当たるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で外国人として初めて女優賞を受賞した。さらに、マヌエル・グティエレス・アラゴン監督の『天国の半分』(86)でサン・セバスティアン国際映画祭女優賞を受賞、その後もハイメ・カミーノ監督の『ベラスケスの女官たち』(88)、リドリー・スコット監督の『1492:コロンブス』(92)、ペドロ・アルモドバル監督の『ライブ・フレッシュ』(97)、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の『題名のない子守唄』(06)、『シチリア!シチリア!』(09)など多くの作品に出演している。1999年にはベルリン第49回国際映画祭で審査委員長を務め、テレンス・マリック監督の『シン・レッド・ライン』(98)に金熊賞を与えている。
パブロ・ソラルス / 監督・脚本

ブエノスアイレスの演劇学校を卒業し、独立系劇場で舞台俳優として活躍。その後アルゼンチンとメキシコで演技指導をしながら舞台の演出も手掛ける。そしてメキシコのサン・ルイス・ポトシで演劇集団ラ・カリージャとともにモリエールの戯曲「病は気から」を発表。その後シカゴで映画を学ぶ。90年代後半にアルゼンチンに戻り、テレビの脚本を手掛ける。2002年には、脚本を担当したカルロス・ソリン監督の『Intimate Stories』(未)でアルゼンチン映画批評家協会賞脚本賞を受賞、2008年にはアルベルト・レッチ監督の『The Bottle』(未)、フアン・タラトゥーロ監督の『A Boyfriend for My Wife』(未)などで脚本を担当した。2005年、ショートフィルム『El Loro』(未)で監督デビュー、2011年には長編初監督作品『Juntos para Siempre』(未)を発表、本作は長編2作目となる。