映画「家へ帰ろう」公式サイト » Cast&Staff

Miguel Ángel Solá / Abraham
ミゲル・アンヘル・ソラ / アブラハム

 1950年5月14日、アルゼンチン ブエノスアイレス生まれ。芸能一家に生まれ、母も叔母もアルゼンチンで有名な女優だった。1971年から舞台に立つようになり、1976年にはピーター・シェーファーの「エクウス」に出演し、演劇界で知られるようになる。ほかにも「エレファント・マン」、「デストラップ」、「双頭の鷲」など名作の舞台で活躍した。1973年のテレビの仕事を始め、1975年にウーゴ・フレゴネセ監督の『Beyond the Sun』で映画デビューを果たす。その後も多くの映画に出演し、フアン・ホセ・フシッド監督の「Murder in the Senate」(84/未)でアルゼンチン映画批評家協会賞主演男優賞を受賞、第41回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したフェルナンド・E・ソラナス監督の『スール その先は…愛』(87)に主演、フアン・バウティスタ・スタナーロ監督の『Houses of Fire』(95/未)では、自身2度目となるアルゼンチン映画批評家協会賞主演男優賞を受賞した。1996年、スペイン人女優のブランカ・オテイサとの結婚を機にスペインに移住、舞台、映画、テレビで活躍する。二人の娘に恵まれるが2011年に離婚、活躍の場をアルゼンチンに戻すと、2012年に1985年生まれのスペイン人女優パウラ・カンシオと再婚した。

Ángela Molina / María
アンヘラ・モリーナ / マリア

 1955年10月5日、スペイン マドリード生まれ。
マドリード高等演劇学校で演劇とダンスを学ぶ。1975年、映画デビュー作であるエウヘニオ・マルティン監督の『No quiero perder la honra』で好評を博し、ルイス・ブニュエル監督の遺作『欲望のあいまいな対象』(77)に出演、共演のキャロル・ブーケとともに世界的にその名を知られるようになる。1986年には、リナ・ウェルトミューラー監督の『殺意の絆』(85/未)に主演し、イタリアのアカデミー賞に当たるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で外国人として初めて女優賞を受賞した。さらに、マヌエル・グティエレス・アラゴン監督の『天国の半分』(86)でサン・セバスティアン国際映画祭女優賞を受賞、その後もハイメ・カミーノ監督の『ベラスケスの女官たち』(88)、リドリー・スコット監督の『1492:コロンブス』(92)、ペドロ・アルモドバル監督の『ライブ・フレッシュ』(97)、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の『題名のない子守唄』(06)、『シチリア!シチリア!』(09)など多くの作品に出演している。1999年にはベルリン第49回国際映画祭で審査委員長を務め、テレンス・マリック監督の『シン・レッド・ライン』(98)に金熊賞を与えている。

Pablo Solarz / Director, Writer
パブロ・ソラルス / 監督・脚本

 1969年12月9日 生まれ。
ブエノスアイレスの演劇学校を卒業し、独立系劇場で舞台俳優として活躍。その後アルゼンチンとメキシコで演技指導をしながら舞台の演出も手掛ける。そしてメキシコのサン・ルイス・ポトシで演劇集団ラ・カリージャとともにモリエールの戯曲「病は気から」を発表。その後シカゴで映画を学ぶ。90年代後半にアルゼンチンに戻り、テレビの脚本を手掛ける。2002年には、脚本を担当したカルロス・ソリン監督の『Intimate Stories』(未)でアルゼンチン映画批評家協会賞脚本賞を受賞、2008年にはアルベルト・レッチ監督の『The Bottle』(未)、フアン・タラトゥーロ監督の『A Boyfriend for My Wife』(未)などで脚本を担当した。2005年、ショートフィルム『El Loro』(未)で監督デビュー、2011年には長編初監督作品『Juntos para Siempre』(未)を発表、本作は長編2作目となる。